蜜蜂と遠雷🐝 一気に!

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『蜜蜂と遠雷』一気に読み終えたー!

ピアノコンクールを一次予選から本選まで描いた作品。

久々に演奏仕事も聴きに行く演奏会も、

遊びの予定もない日曜日。

これは読むしかないな、と。

やはりプロは凄いわ。

私はモノ書きに憧れてるとよく書いてるけど、それ言う事さえ失礼よね。

一言では言えないけど、表現力が素晴らしく、臨場感があり、ドキドキしながら読めた♬

クラシック音楽に親しみがない方にもオススメです!

私は勿論国際ピアノコンクールなんて出た事ない凡才だけど、

天才コンテスタントそれぞれの気持ちになり、

うんうん!わかるわかる!

先生、審査の立場としても。

もーう、端々に書いてある事が、

そうそう!と共感する。(^_^*)

よくこんな細かいところまで。

レベルは違えど、私たちが普段よく経験する事、考えてる事、心のひだが見事に表現されてるもんなぁ。

ありがとう!って感じ。

曲についての記述もそうだ。

よくわかってらっしゃる!と拍手。

恩田さんはクラシックに元々造詣が深い方なのでしょうか?

例えば私は、リストを弾く時...

というか学生時代友達が、『ダンテを読んで』や『スペイン狂詩曲』を弾いてたので、

私も図書館で楽譜借りて弾いてみたけど、

どうもクサくて、笑ってしまって無理だった。(すいません)

それをこの本では、リストのh mollソナタについて、

【甘く弾こうとすればいくらでも弾ける。

しかし「甘さ」は、「ダサさ」や自意識過剰と限りなく近いところにある。その匙加減が難しく...】

そうそう!

リストかクサいと私が一言で一蹴してしまうけど、こういう事が言いたかったのだ。

スッキリ!!

普段、今で言うところの、

コスパの悪い』ピアノなんて、何で仕事にしてしまったのだろう。

と、思うこともよくあるけど、音楽はやはり素晴らしいと思わせてくれた。

清々しい気持ちで眠りにつきます。

髪濡れてるけどいいか。

そこらへんズボラー...